後方乱気流(wake turbulence)

後方乱気流(wake turbulence)には2種類ある。

1.プロペラやジェットエンジンによる空気の流れ

地上で、大きな飛行機の後ろに、軽い飛行機がいて、その両方がエンジンをタキシングさせていたり稼働させている場合、危険。
プロペラやジェットエンジンによる乱気流はすぐに消える。

2.翼端渦(wing tip vortices)

翼の上面の圧力が低く、下面の圧力が高くなると、圧力が高い所から低い所へ空気が流れるため翼端では外側→上面という流れが出来る。
渦は消えずに両翼端の後ろへ続いていく。


渦は1秒あたり約12m〜15m(400〜500ft)沈下して、約27m(900ft)沈下した所で水平になる。


渦の強さは機体が重く、機体表面が綺麗で、飛行速度が遅いほど強くなる。(手で渦を作る時をイメージすると良い)

着陸時、翼端渦は沈下して地面にそって存在する。そのため、この渦を避けるために前の機体の飛行経路よりも上空を通過する。


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